ロギング

このチュートリアルに沿って学習するには、あらかじめ SDK をインストールし、cfx 入門を学習してください。

DOM console は、JavaScript のデバッグに役立つオブジェクトです。しかし DOM オブジェクトはメインのアドオンコードで使用できないので、この SDK では独自のグローバルオブジェクトである console によって、エラーや警告、メッセージをログとして出力するメソッドを含め、DOM console とほぼ同じメソッドを提供しています。console を使用するために require() を使用する必要はありません。自動的に使用できるようになります。

console.log() メソッドは、メッセージを出力します。

console.log("Hello World");

演習:

  • 新しいディレクトリを作成し、そのディレクトリに移動します。
  • cfx init を実行します。
  • 「lib/main.js」を開き、内容を上のコードと置き換えます。
  • cfx run を実行した後、cfx run を再度実行します。

Firefox が起動し、cfx run の実行に使用したコマンドウィンドウに以下の行が表示されます。

info: Hello World!

コンテンツスクリプト内での console の使用

console は、メインのアドオンコードだけでなく、コンテンツスクリプト でも使用できます。以下のアドオンは、コンテンツスクリプトの内側で console.log() を呼び出して、ユーザーが読み込んだすべてのタブの HTML コンテンツをログとして出力します。

require("tabs").on("ready", function(tab) {
  tab.attach({
    contentScript: "console.log(document.body.innerHTML);"
  });
});

console の出力

アドオンをコマンドラインから(cfx runcfx test を使用して)実行している場合、console のメッセージは使用したコマンドシェルに表示されます。

アドオンを Firefox にインストールしている場合、またはアドオンビルダーで実行している場合、メッセージは Firefox のエラーコンソールに表示されます。

さらに詳しく

console API の詳細については、API リファレンス:console(英語)を参照してください。