kvmでfirefox-build-env(Mozilla build用VM)を使用する
以下のurlはmdnのfirefox-build-envについての記事。現在、筆者がtranslationしている。
https://developer.mozilla.org/ja/docs/Mozilla/Developer_Guide/Using_the_VM
が、上記の記事にはkvmによるMozilla buildの方法が書いていない。
といっても難しいことはなく、普通のova(vmware拡張子)をkvmにインポートするようにすればできる。
<ol>
<li>ovaのダウンロード</li>
<li>ovaを解答</li>
<li>vmのインポート</li>
<li>vmの起動とビルド</li>
<li>ビルドしたfirefoxの起動</li>
</ol>
まずvmのダウンロードだが上記記事(MDN)の中からダウンロードできる。黄緑のボタンで大きく書かれているためUXがいい。
このvmがかなり重い。通常の環境だと2時間ぐらいかかるかもしれない。なにせmozilla-centralとubuntuが入っているので。
次のovaの解答というステップだが、`tar -vxf ダウンロードしてきたova`で解凍できる。
ovaはvmware専用形式(アプライアンス)だがそれの中身はvmをvmware用のメタ情報と一緒に圧縮したもの。
さて、解凍が終わればvmdkという拡張子が出てくるはず。こいつをqemu-convertでqcow2に変換する。
変換し終わったらvirt-managerを使って新規追加(星とディスプレイのアイコン)からインポートを選んで仮想マシンとして認識させる。cpu設定などはお好みで。
この辺は一般的なkvmのノウハウだが、intel-vtdを有効にしておかないとエラーが出るはず。(大抵の環境では有効になってると思うが)
また、ネットワーク関係でエラーが出た場合edit > connection details > visual networksタブ の下のスタートボタンを押せば外部(ネットワーク)にvmが繋がった状態になるはず。
次にvmの起動とビルドだが、起動させたら自動ログインが有効なため、すでにログインしてる状態になってるはず。
sublimetext2を起動させればmozilla-centralのソースを編集できる状態になっている。つまりもうfirefoxのソースをいじったりbuildすることができる。
sublimetext2の上のtoolsからbuildを選べばすぐにbuildを開始する。
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ビルドの処理が開始するので、お茶や美味しい食事でもして休憩しましょう。
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自分の場合は30分かからなかった気がする。VMがビルド用に最適化処理をかけてくれている。もちろんデバッグ用ビルドをするときも簡単に変更できる。
ビルド終わったら起動させる。tools > runを押せばfirefoxが起動できるはず。
割と楽にできるのでfirefox-build-envを使うのがおすすめです