Firefox 49 アドオン互換性情報
[これは Mozilla Add-ons Blog の記事 Add-on Compatibility for Firefox 49 の翻訳です]
Firefox 49 が 9 月 13 日 [日本時間同日深夜] リリース となります。Firefox 49 の変更点でアドオンの互換性に影響を及ぼす可能性のあるものを以下にまとめました。Firefox 49 for Developers により詳しい情報が載っていますので、こちらも併せてご覧ください。
一般
- ドアハンガー通知のアンカー ID とクラス名重複が一掃されました。これはポップアップ通知を使用しているアドオンのスタイル付けに影響する可能性があります。
window.open()
を通じて開かれたウィンドウが初期設定でスクロール可能となりました。String.prototype.search
、match
、replace
から非標準のフラグ引数が削除されました。- HTML Microdata API が削除されました。
XPCOM とモジュール
- 子プロセスに送られる設定値のサイズが制限されました。改めて注意しておくと、巨大なデータを保存するのに設定サービスを使ってはいけません。小さな値 (4 KB 以下) にのみ留めるべきです。今回の変更により、プロセス間通信にこの制約が適用されました。
protocol.js
が移動されました。今後このモジュールにアクセスするにはrequire("devtools/shared/protocol")
を使ってください。今のところ、古いパスでも使えるよう過渡的措置が取られています。nsFaviconService.cpp
に廃止警告が追加されました。お気に入りアイコンを操作するアドオンを作っている開発者は このバグのコメント に書かれた変更点を確認してください。今のところ、適切なプリンシパルを渡さなかった場合に警告が表示されるだけですが、ゆくゆくは意図した通りに動作しなくなります。
この一覧に載っていない変更点や間違いを見つけたらコメント欄でお知らせください。もしあなたのアドオンが Firefox 49 で動かなくなった場合は、筆者の方でも調査したいと思います。
AMO に登録されているアドオンの 自動互換性テストと対応バージョンの更新 は数週間以内に行われますので、AMO に Firefox 48 対応のアドオンを登録している方は後日メールをチェックしてみてください。