Firefox 48 アドオン互換性情報
[これは Mozilla Add-ons Blog の記事 Add-on Compatibility for Firefox 48 の翻訳です]
Firefox 48 が 8 月 2 日 [日本時間同日深夜] リリース となります。Firefox 48 の変更点でアドオンの互換性に影響を及ぼす可能性のあるものを以下にまとめました。Firefox 48 for Developers により詳しい情報が載っていますので、こちらも併せてご覧ください。
一般
- セカンダリ UI 内の読み込みインジケータが更新されました。あなたのアドオンで
loading_16.png
あるいはloading.png
を使っている場合は、新しいパスとなるchrome://global/skin/icons/loading.png
あるいはchrome://global/skin/icons/loading@2x.png
(HiDPI) を指すようコードを更新してください。 - 開発者ツールのトップレベルメニュー項目が動的に追加されるようになりました (Bug 1258987 も参照)。開発者ツールの UI を変更するオーバーレイ、ブロードキャスターあるいはコマンドを使用している場合、これらの変更がアドオンの互換性に影響する可能性があります。
__defineGetter__
と__defineSetter__
のレガシーなthis
自動補完の挙動が廃止されました。
XPCOM とモジュール
- 廃止予定となっている
newChannel
API がnsIIOService
へ戻されました。あなたのアドオンでnewChannel
、newChannelFromURI
あるいはnewChannelFromURIWithProxyFlags
を使用している場合、これらはすべて廃止予定となっているため、それぞれ末尾に「2」の付いたメソッドへ移行しなければなりません。詳しくはnsIIOService
のドキュメント を参照してください。 DownloadIntegration
モジュールのカスタマイズ用インタフェースが追加されました。これはアドオンがDownloadIntegration
モジュールを拡張できるようにするものですが、一方でモジュールをDownloadIntegration.jsm
から直接インポートしてはいけなくなるということです。nsICertTree.isHostPortOverride()
が削除されました。ViewHelpers.L10N
とMultiL10N
がそれぞれモジュールへ移されました。
新機能
- 一時アドオンの再読み込みが可能となりました。一時アドオンの詳細は Andy のブログ記事 を参照してください。
この一覧に載っていない変更点や間違いを見つけたらコメント欄でお知らせください。もしあなたのアドオンが Firefox 48 で動かなくなった場合は、筆者の方でも調査したいと思います。
AMO に登録されているアドオンの 自動互換性テストと対応バージョンの更新 は数週間以内に行われますので、AMO に Firefox 47 対応のアドオンを登録している方は後日メールをチェックしてみてください。
Rockridge :
Kohei Yoshino :