アドオン署名の締め切りを延長します

[これは Mozilla Add-ons Blog の記事 Extending the deadline for add-on signing の翻訳です]

皆さんからのフィードバックを受けて、先週 Bug 1203584 が登録され、Firefox 41 と 42 のアドオン署名要件が無効化されました。これにより、署名の強制は 2015 年 12 月 15 日頃リリース予定の Firefox 43 へ延期されます。

新規 AMO 非掲載アドオンの審査待ちは (Andreas Wagner、別名 TheOne のたゆまない努力のおかげで) 短期間に保たれていますが、Firefox 42 がベータ版になる 9 月 22 日の締め切りまでに必要な変更を実装する十分な時間がないという声が多くの開発者から聞かれています。皆さんに一息つく時間をもたらすとともに、Mozilla 側でこの時間を利用してアドオン登録手順に多少の改善を加え、どのような審査が必要とされるのかをより明確にします。この作業は Bug 1186369 で行なわれています。

この新たなプロセスの展開にあたって皆さんの辛抱に感謝します。既にアドオンの署名を済ませた開発者には、素早い対応をしてもらっていることから、特に感謝の意を表したいと思います。

4 件のコメント

  1. orso :

    以前社内ネットワークなど限られた範囲でしか使わないアドオンに署名を与える仕組みを用意しているという情報がありましたが、
    こちらの方は現在どうなっているのでしょうか。

    1. Kohei Yoshino :

      それがこの記事に書かれている AMO 非掲載アドオンに該当するかと思います。署名用の API が提供されるわけではなく、いずれにしても AMO に提出して審査を受けなくてはいけません。悪質なアドオンが自動で署名を受けられてしまったら意味がありませんので。

  2. Pingback from 「Firefox 41」がリリース – 小規模な変数が多数行われる on :

    […] なおベータ版リリースノートで変更点としてリストアップされている「Mozilla によって署名されていないタイプ2 のアドオン(拡張)は、標準で無効となります」という変更は、正式版リリースノートには含まれておらず、「アドオン署名の締め切りを延長します」によるとFirefox 43まで延期となった模様。 […]

  3. yam :

    現状、署名の必須化について、下記のスケジュールに変更はないでしょうか。
    FF43:署名の必須化リリース
       ・AMO認証されていないアドオンは、インストール不可
       ・configの設定で、AMO未認証のアドオンインストールを可とするオプションあり。
    FF44:configの設定で、AMO未認証のアドオンインストールを可とするオプション削除。

    よろしくお願いします。