Firefox 41 アドオン互換性情報
[これは Mozilla Add-ons Blog の記事 Add-on Compatibility for Firefox 41 の翻訳です]
Firefox 41 が 9 月 22 日 [日本時間同日深夜] リリース となります。Firefox 41 の変更点でアドオンの互換性に影響を及ぼす可能性のあるものを以下にまとめました。Firefox 41 for Developers により詳しい情報が載っていますので、こちらも併せてご覧ください。
拡張機能への署名
- 41 は、新たな 署名要件 が強制される初のバージョンとなります。Firefox 40 では警告が表示されるだけでしたが、41 では未署名の拡張機能は初期設定で無効化されます。AMO に掲載されているアドオンの署名はすべて完了しており、現在は AMO 非掲載アドオンの調査を進めているところです。
一般
- 設定項目
browser.newtab.url
が削除されました。 Date.prototype
がDate
でない通常のオブジェクトになりました。let
式への対応が SpiderMonkey から削除されました。let
式についてよく知らない場合、あなたの拡張機能はおそらく影響を受けないでしょう。念のため、ドキュメントは こちらにあります。- メソッド定義に中括弧が必須となりました。
XPCOM
NewChannel
の廃止予定警告がアサーションに変わりました。これまでも警告が表示されてきましたが、今後は例外が投げられます。新しいインタフェースのドキュメントは こちらにあります。nsIDOMFile
が削除されました。nsIDebug
とnsIDebug2
インタフェースが統合されました。nsIHttpChannel
がbuiltinclass
になりました。
新機能
webRequest
のような API が Firefox に追加されました。- 「スピードダイヤル」風の動的なホームパネルレイアウトが開発されました。この新しいレイアウトは Android 版 Firefox 向けのアドオンで使用可能です。
この一覧に載っていない変更点や間違いを見つけたらコメント欄でお知らせください。もしあなたのアドオンが Firefox 41 で動かなくなった場合は、筆者の方でも調査したいと思います。
AMO に登録されているアドオンの 自動互換性テストと対応バージョンの更新 は数週間以内に行われますので、AMO に Firefox 40 対応のアドオンを登録している方は後日メールをチェックしてみてください。