拡張機能のバイナリコンポーネント対応が廃止されます

[これは Mozilla Add-ons Blog の記事 Dropping support for binary components in extensions の翻訳です]

今年 8 月リリース 予定の Firefox 40 以降、拡張機能のバイナリ XPCOM 対応が廃止されます。

バイナリ XPCOM は古く相当不安定な技術です。バイナリライブラリを独自のアドオンへ統合し、場合によっては Firefox の内部機構を活用するために (そのためどうしても不安定になります)、少数のアドオン開発者によって使われてきました。より優れた技術が開発され XPCOM を置き換えられるようになったため、Mozilla では開発者に移行を促してきました。以下は 元のニュースグループ記事 からの引用です。

ネイティブバイナリを使う必要のある拡張機能作者には、アドオン SDK の system/child_process パイプメカニズムを使ってそれを実現するよう推奨します。これで物足りない場合、共有ライブラリを使用できる JS-ctypes が代替技術となるでしょう。ただ、この API はなおさら不安定で、安全でないコードをも簡単に書けてしまいます。

バイナリ XPCOM に依存している開発者は、互換性の問題を回避するため、できる限り早くコードを更新してください。この件に関する質問やコメントがある場合は mozilla.dev.extensions ニュースグループへ投稿してください。