Firefox 37 アドオン互換性情報
[これは Mozilla Add-ons Blog の記事 Add-on Compatibility for Firefox 37 の翻訳です]
Firefox 37 が 3 月 31 日 [日本時間同日深夜] リリース となります。Firefox 37 の変更点でアドオンの互換性に影響を及ぼす可能性のあるものを以下にまとめました。Firefox 37 for Developers により詳しい情報が載っていますので、こちらも併せてご覧ください。
一般
String.prototype.quote
が削除されました。- プラグインリソースを読み込むための
nsIContentPolicy.shouldProcess
が実装されました。このためコンテンツポリシー実装の関数呼び出しが増加することが見込まれます。不要な呼び出しはなるべく早めに除外すべきでしょう。 - Android 版 Firefox で
Downloads.jsm
への変換が行われました。
XPCOM
- デスクトップ版 Firefox から
nsIDownloadManagerUI
が削除されました。 nsISiteSecurityService.shouldIgnoreHeaders
とその実装が削除されました。
新機能
chrome
URI で読み込まれた JavaScript のソースが参照可能となりました。この変更により、about:
ページや一部アドオン UI と同様に、chrome:
URL 由来のコンテンツ向けスクリプトもデバッガに表示されるようになります。
この一覧に載っていない変更点や間違いを見つけたらコメント欄でお知らせください。もしあなたのアドオンが Firefox 37 で動かなくなった場合は、筆者の方でも調査したいと思います。
AMO に登録されているアドオンの 自動互換性テストと対応バージョンの更新 は 3 月中旬に行われますので、AMO に Firefox 36 対応のアドオンを登録している方は後日メールをチェックしてみてください。