箱詰めは楽じゃない(原題:Boxing is not for sissies.)- Summit 2013

原文はこちら https://blog.mozilla.org/community/2013/07/10/boxing-is-not-for-sissies/

(投稿者 mdouglass, 投稿日 2013年7月10日)

ものごとを動かして進めていくというのは、箱詰めすることに似ています。開封したときに意味があるようなまとめかたを見つけるのは楽しいものです。「台所という箱を作ったらどうだろう?つぼは?ランプは?それとも寝室がいいかな?」

そう、万能の弁当箱もあります – 日本人が創り出した、大きな箱の中で小さな箱の中に食事(米、肉、野菜)を区分けするもの – それって食べるのが楽しくなりそうでしょ?箱というのは、私たちの頭脳が箱なしでは、抽象的で難解であるものごとをどのように考えれば良いかを知るのに役立ちます。本来よりもひどい評価を受けているのはどういう訳でしょう? (枠に囚われない考え方をする – think outside the box – と良いとか、私を型にはめて束縛しないで – don’t “box me in” – とか)

サミットを計画する中で、少なくともロジスティックスの部分は、 箱詰めの考え方がよく合います。 – ホテルの箱, 移動の箱, 予算の箱, などなど。 箱というのは、私に言わせれば、すべてのプロジェクトにおいて決定的な役割を果たすものです。人間の頭をコンセプト(考え)から具体的なもの(実行)へと動かすからです。 これらの箱なしでは、私たちは船出できません(文字どおりの意味でも、比喩的な意味でも)。

今年のサミットが、他のすべての年と異なることについては、誰からも異論が出ません。私たちは、以前にまったくやったことがないことをやっているのです。そして、私が今話そうとしているのはロジスティックスについてではありません。ロジスティックスについても、独自のものがありますが、箱は既に存在しています。(押し込むのがちょっときついだけで)どちらかといえば単純な問題です。私がここで取り上げたいのは、中身についてです。

サミット計画チームはパリでの集まりから数週間を費し、中身の問題と格闘しています(サミットで私たちが行うすべてのことについて)。私たちはあらゆる種類の素晴らしいかけら、アイディア、情熱、そして代表として手助けをしてくれる人たちの集まりを持っていて、そして、気づいてみると箱がありませんでした。

今週、私がサミットの計画をする中で学んだこと:  もし手掛けているプロジェクトに箱がまだないなら、すぐに作るべきだ。正しいものではないかもしれない、それでも箱なしではものごとはあちこちに散らかり、何も前に進まない。構造について議論する人々を、ものごとを「協力的に」感じられるようになるよう押してみましょう。箱は、制限をかけるためのものではなく、むしろ前に進むための道を示すものです。(本質的には、頭が意味のある仕事をする自由を守り、意味のないことを防止するのです。)

今週、私たちは Dia Bondi に頼んでサミットのプログラム(内容)を作るのを手伝ってもらいました。彼女が手を貸すと言ってくれた二日間で 私たちは箱を持つことになりました。大きく、太っちょで光輝くような箱と魔法のようにすっきりとした道筋です。私たちは、本当に動き出そうとしています。みなさんに、この旅の進捗に合わせて、状況をお知らせすることをお約束します。

1 件のコメント

  1. hamasaki :

    原題の Boxing is not for sissies.を直訳すると、「ボクシングはお嬢さま方がやるものじゃない」といったニュアンスになるかと思います。ここでは、箱を表す Box と、その進行形と同じ形の単語となる、ボクシング をかけているのです。(訳者)