Mozilla で WebRTC 活動が進行中!

原文: WebRTC efforts underway at Mozilla! (on April 3, 2012 by Anant Narayanan)

先週、パリで開催された IETF 83 に Mozilla から少人数のチームが参加しました。私たちはそこで、WebRTC がサポートされた特別なビルドの Firefox を使い、BrowserID で認証された 2 つの集会の間で、簡単なビデオコールの初期のデモを披露しました。WebRTC が Firefox に統合されてまだ間もないですが、動作するものをお見せできて、とても興奮しました!

Mozilla Labs では、ブラウザに ソーシャル機能を統合 する実験を行っています。これと WebRTC を結びつけ、BrowserID (現在は Persona と呼ばれています) でサインインした 2 人のユーザの間でビデオコールを確立するのは良いアイデアだと思いませんか。SocialAPI アドオン をインストールすれば、ソーシャルサービスプロバイダからの Web コンテンツがサイドバーに描画されます。私たちの デモのソーシャルサービス では、Persona でサインインしている人々の「友だちリスト」を表示します。

ユーザがビデオチャットを開始すると表示されるビデオチャットのページは、現在 W3C で標準化されている getUserMediaPeerConnection の API をシミュレートするためのカスタム API です。リモートとローカルのビデオの描画は両方とも <canvas> が使用されますが、これらは <video> 内に描画することも可能です。私たちは、標準 API の実装をとてもすばやく行っています。作業の進捗状況は、追跡バグ のリストを追ってください。

このデモを IETF イベントまでに準備するため、多くの人たちが夜遅くまで作業してくれました。Eric Rescorla 氏、Michael Hanson 氏、Suhas Nandakumar 氏、Enda Mannion 氏、Ethan Hugg 氏、Spacegoo の方々、Randell Jesup 氏ら、そして Mozilla のメディアチーム全体の働きに特に感謝を申し上げます。

現在の開発は、mozilla-central のブランチ上で行われ、alder と呼ばれています。WebRTC を Firefox にもたらす今後数ヶ月の作業はエキサイティングなものになるでしょう。作業は数多くあります。WebRTC の実装に興味があり協力したいという方は、ぜひご連絡ください。私たちの製品の顔で WebRTC プロジェクトリーダーの Maire Reavy が喜んで協力する方法を見つけてくれるでしょう。プロジェクトメンバーの多くは、IRC の#media チャンネルにいます。また、メーリングリスト でも意見交換をしています。

スクリーンキャストの字幕:

Hi, I’m Anant from Mozilla Labs and I’m here at IETF where we are demonstrating a simple video call between two BrowserID-authenticated parties, using the new WebRTC APIs that we are working on.
こんにちは、私は Mozilla Labs のエージェントです。私はここ IETF にいます。2 つの BrowserID 認証された集まりの間で、私たちが開発中の新しい WebRTC API を使用した簡単なビデオコールのデモをします。

This is a special build of Firefox with WebRTC support, and also has the experimental SocialAPI add-on from Mozilla Labs installed. On the right hand side you can see web content served by demosocialservice.org, to which I will sign with BrowserID. Once I’m signed in, I can see all my online friends on the sidebar. I see my friend Enda is currently online, and so I’m going to click the video chat button to initiate a call.
これは、WebRTC をサポートした特別なビルドの Firefox で、Mozilla Labs の実験的な SocialAPI アドオンがインストールしてあります。右側には demosocialservice.org から配信された Web コンテンツが見えます。BrowserID でサインインします。サインインすると、オンラインの友人がサイドバーに表示されます。私の友人の Enda が現在オンラインなので、ビデオチャットボタンをクリックして呼び出してみましょう。

Here, I see a very early prototype of a video call window served up by our demo social service. Now, I can click the Start Call button to let Enda know that I want to speak with him. Once he accepts the call, a video stream is established between the two parties as you can see. So, that was a video call built entirely using JavaScript and HTML!
私たちのデモソーシャルサービスによる初期プロトタイプのビデオコールウィンドウが表示されました。Start Call ボタンをクリックすると、Enda に私が話をしたいことが伝わります。彼が呼び出しを受け入れると、ご覧のように 2 つの集まりの間でビデオストリームが確立されます。このビデオコールは、全体が JavaScriptHTML だけで構成されています!

You can check out the source code for this demo, as well as learn how to contribute to the ongoing WebRTC efforts at Mozilla in this blog post. Thanks for watching!
このデモのソースコードを見てください。また、Mozilla で進行中の WebRTC 活動に協力する方法も学んでください。ご覧いただきありがとうございました!