Firefox 4 BetaX の日本語版について

Firefox 4 は現在 Beta 2 のリリース候補版が公開されており、間もなく Firefox 4 Beta 2 として一部の言語版がリリース予定です。これまでは通常、英語以外にもリリースするときには日本語版も同時にリリースしていますが、Firefox 4 Beta 2 には日本語版は含まれない予定です。

どうして日本語版が含まれないのか、いつから日本語版が含まれるようになるのか疑問に思う方もいらっしゃるかと思いますので、ここで少し書かせていただこうかと思います。

Firefox のローカライズ作業は、随時英語の開発版に追従して、常に Nightly ビルドや Alpha 版などに対応する日本語版をリリースしていき、より多くのフィードバックを集めるのが理想的ですが、残念ながら日本語ローカライズを行うスタッフ不足により、それができずにいます。ユーザインターフェイスが未確定の開発初期段階からローカライズを行うと、繰り返し変更される UI を何度も修正したり、実際に動作する画面を確認できないまま翻訳したりすることが増え、より多くの時間がかかってしまいます。

そのため、Firefox の機能やユーザインターフェイスがある程度固まった段階から、日本語化作業に取り組んできている状況です。これまでは Firefox の UI が安定してきた段階で他言語版のリリースを始めていたため、多言語リリース当初から日本語版が含まれていました。一方 Firefox 4 では UI 変更途上の現段階で他言語リリースを始めることとなり、開発初期からローカライズに取り組んでいる言語だけでリリースされることになりました。

Mozilla Wiki で公開されている Firefox 4 の Beta リリース計画 によると、ベータチャンネルユーザにアップグレードを通知するのは Beta 4、UI などが安定してくるのは Beta 5 あたりと計画されていますので、私はその辺りから日本語版作成にコミットしていく予定です。

もちろん、どなたか積極的に Firefox 4 Beta の日本語版作成にご協力いただける方がいらっしゃれば、もっと早く日本語版を提供し始められます。その際には私も可能な限りサポートさせていただきますので、やってみてもいいよという方がいらっしゃれば、是非この Blog ポストのコメント欄や Twitter で @dynamitter に、あるいは dynamis[あっと]mozilla-japan[どっと]org にメールでお声かけください。よろしくお願いします。

1 件のコメント

  1. :

    ウィンドゥズ7×64アルティメット版にてベータ使用時にWEBの画面描画にタイムラグが発生しますグーグルのみの事象かとヤフーにしてみましたが同じでした報告です