プラグインによるクラッシュを防ぐ Firefox ベータ版「Lorentz」が公開されました
現在開発中の Firefox 3.7 (アルファ版は Mozilla Developer Preview として公開されています) では、プラグインの実行プロセスをブラウザから分離して、プラグインがクラッシュしても Firefox が巻き添えにならないようにする取り組みが進められていますが、今日、この仕組みを Firefox 3.6.3 に取り込んだベータ版「Lorentz」が公開されました。Adobe Flash Player、Apple QuickTime Player、Microsoft Silverlight の各プラグインがクラッシュもしくはフリーズしたときに、Firefox 本体へ影響が及ばないようになっています。
テストにご協力いただける方は、Lorentz をインストールして Flash を使用しているサイトを積極的に訪れ、クラッシュが起きた場合はレポートを送信してください。ページを再読み込みすればプラグインコンテンツを再度表示してみることができます。また、他に予期せぬ問題に遭遇した場合は、いつも通り Bugzilla にバグを登録 してください。
Lorentz は Windows と Linux のみに対応しています。Mac 版も公開されていますが、ソースコードの変更が Mac 版に影響しないことを確認するためのもので、プロセス分離はまだ実装されていません。Lorentz の最終版は 5 月上旬に Firefox 3.6.4 として公開される予定です。
追記: 3.6.3plugin1 の日本語版はありません。次のベータ版か、遅くとも正式版には日本語版が追加されます。