Jetpack0.7がリリースされました

はじめまして、こんにちは!con_mame(こんまめ)です。

先日は、Mozilla勉強会でJetpackについて話させて頂きました(時間超過すいません><) 使用したスライドは、http://d.hatena.ne.jp/con_mame/20091220#1261301099 にのっけています。

さて、先日Jetpack0.7がリリース(http://mozillalabs.com/jetpack/2009/12/23/announcing-jetpack-0-7/)されました。今回のリリースではAPIの追加と既存の不具合の修正が行われています。

今回のリリースでFirst run APIが追加されました。このAPIを使用することでFeatureのインストール後にFeature作者が指定したサイトやメッセージを表示することが可能になります。主な利用方法としては、Featureの使用方法を記載したページを表示させるなどがあげられます。記述方法も非常に簡単で、manifest内にfirstRunPageプロパティを記述するだけです。以下の様に記述する事で、Featureのインストールが完了した際に表示されるページの内容の一部が指定した内容に書き換えられます。アドレスだけを指定した場合はiframe内に指定したサイトが表示されます。

//書き方1(メッセージを表示/E4Xでも記述出来ます)
var manifest = {
   firstRunPage: '

インストールありがとう! 使い方

' }; //書き方2(サイトを挿入) var manifest = { firstRunPage: "http://hoge.com/howtouse.html" };

簡単ですね。

この他には、MeというAPIも追加されています。こちらはCallback関数を指定することでインストール完了後に処理を実行することが出来ますが、個人的にはあまり利用方法が思いつきません。

jetpack.future.import("me");
jetpack.me.onFirstRun(function () {
   jetpack.notifications.show("Oh boy, I'm installed!");
});

この様に記述出来ます。詳しくはhttps://developer.mozilla.org/en/Jetpack/Meta/Me を参照して下さい。

今回のリリースではSettings APIとStatusBarの挙動が修正されています。
Settings APIでは、about:jetpack→Installed Features内の、SettingsボタンがSettings APIを使用していないFeatureについてはクリックが出来ないようになりました。(Ver.0.6ではクリックすることが可能で、クリックするとエラーが表示されていました)

StatusBarの修正は、StatusBarにFeatureを追加するとStatusBarの高さがどんどん高くなっていき、Featureのアイコンや文字が階段状に配置されてしまうという問題が修正されています。
しかし、修正されたコードを見ると、StatusBarのHeightを16pxに固定するように記述されているので、StatusBarに表示する文字のサイズを大きくしたりすると、文字の下部が見切れてしまいますので注意が必要です。(標準の文字サイズであれば問題ありません)

今回のリリースでは以上の点が目立った追加・変更かなと思います。