Mozilla 開発者向けの DevNews でもアナウンスされていますが、Firefox 3.6 からはサードパーティのコンポーネントはアプリケーションの components ディレクトリにインストールできなくなります。

Firefox のアプリケーションディレクトリ直下の components ディレクトリに dll や js ファイルをインストールするアプリケーションを書いている場合、今後はアドオンとして作成、インストールするように変更してください。対応方法については MDC のドキュメントを参照してください

https://developer.mozilla.org/en/Migrating_raw_components_to_add-ons

Firefox のクラッシュ原因の 3 割以上がプラグインによるもので、古いプラグインには致命的なセキュリティホールがあることも多く、現在 Firefox ではプラグインのバージョンチェックなどを始めています。しかし、勝手に components ディレクトリにインストールされるコンポーネントはバージョン管理されておらず、セキュリティホールがある古いバージョンを使っていても分からないなどといった問題がありました。

今回の変更はそういった問題を解決し Firefox の安定性とセキュリティを向上させるためのものです。ユーザの皆さんは特に何もする必要ありません。